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「ひとりは勇気が持てない」と躊躇する人に『ひとり酒、ひとり温泉、ひとり山』が届いてほしい。
『おひとりさま』は国語辞典で以下のように定義されています。
「一人」を敬って、また丁寧にいう語。おひとかた。
[補説]飲食店などで一人客を指していうことから、近年、「遊園地などグループ利用の多い施設を、一人で利用して楽しむ人」「精神的に自立しており、一人で行動できる人」「未婚または配偶者との別離により、一人で生活している人」など、さまざまな意味で用いられている。
この 『おひとりさま』という言葉に、どんなイメージを持っていますか。
ひとりで買い物、ひとりでカフェ、ひとりカラオケ、ひとり焼き肉、ひとり酒、ひとり旅。
私は学生時代から誰か気の合いそうな友達を探すよりもひとりで行動することが好きで、いわゆる世間でよく例に出されるこういった『おひとりさま』行動はひととおり経験済みです。
この度、月山ももさんより著書『ひとり酒、ひとり温泉、ひとり山』を献本いただきました。
月山さんは、ひとり好きかもしれない自分から見ても「ひとり」の楽しさを極めている達人でした。
ひとり行動を極める4部構成
『ひとり酒、ひとり温泉、ひとり山』は第1章ひとり酒、第2章ひとり温泉、第3章ひとり山に加えて第4章ひとり旅、の4部構成になっています。
まず、読んで今日からでもチャレンジ可能な『ひとり酒』の章から。エピソードは月山さんが高校時代まで過ごした山形県鶴岡市のお店からはじまります。
誰しもはじめはひとりで行動したいと思ってからすんなり行動できたわけではないんですよね。
月山さんにも恐る恐るひとり行動の扉を開けていった過去があります。その様が手にとるように伝わってきました。
やがて月山さんは上京して、東京でひとりの行動範囲を徐々に広げていきます。
どのエピソードにも、まるで私が透明人間として美味しい料理やお酒を楽しむ月山さんについていって、そばでそっと見守っているような臨場感がありました。
第2章は『ひとり温泉』。お泊りを伴うひとり温泉はまた一段階挑戦のハードルが上がります。
ちなみに私の初ひとり温泉は、仕事の出張の延長線上たまたま宿が温泉宿だったというものでした。
私のような成り行きではなく、主体的に行きたい温泉探しから始めて温泉宿でひとりの食事というのは、他の宿泊客の目が気になったりして快適な宿探しは案外大変なんです。
2章からの「ひとり温泉」「ひとり山」「ひとり旅」の章では、ひとりで行動を起こしたいと思ってからぶち当たる、「どうすればひとりで快適な時間が過ごせるか」という未知なる疑問にも答えてくれる、ガイド的な情報も網羅されています。
ただ面白いのは、情報だけではなく、よい体験をした当時の写真やその時の月山さんの心の声がしっかりコラムに反映されていて、月山さんのひとり行動挑戦物語としても楽しいこと。
月山さんの心の葛藤にいちいち共感しながら、あっという間に最後まで読み切ってしまいました。
ひとりも楽しいよ!
2020年日本の秋はコロナ禍からのGO TO トラベル政策で、他の人と密にならないひとり温泉や旅を計画するにはもってこいの追い風が吹いています。
「温泉、ひとり旅に行ってみたいけどひとりは勇気が持てないなー」と躊躇してしまう人の手にこそ『ひとり酒、ひとり温泉、ひとり山』が届けばいいなと思います。
私もまた新たにひとり温泉の計画を立てたくなりました。
筆者プロフィール
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会社員、副業でライター。得意ジャンルはグルメ、節約、旅、プロ野球、手帳・ノート。
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