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介護について気持ちだけでも知っておきたい「ムリなくできる親の介護」
年末年始は例年通り実家で親とのんびりと過ごしました。
幸いにしてわたしの父と母は70代を迎えても毎日元気に過ごしています。
とはいえ、現に親のきょうだいは亡くなったり、入院したり、病院の外来へ通う話も日常的にあります。
これから親が事故を起こしたり、事故に巻き込まれたり、誰の人生も何が起こるかわからない確率については平等です。
わたしも40代になってより身近な問題として感じるようになった「介護」。日本実業出版社より「ムリなくできる親の介護」を献本していただきました。
親とこたつを囲んで同じテレビを見ながらも、いつまでもこの平穏な日々が続くとは限らない、と心の中ではいつも思っています。
ちょっと心配しすぎ?いや介護は突然やってくるかもしれない問題なんですよ。
介護はなぜか自分事になりにくい
わたしはつい2年前まで6年間ほど仕事で病院や老人保健施設などに出入りしていました。
「もし自分が家で親を介護するとしたら、ちゃんと身体のケアなど面倒をみてあげられるんだろうか」
病棟や施設で看護師さんや介護福祉士さんの仕事の現場を目の当たりにすると、将来の自分に置き換えて考える時間も多くありました。
自分の親は当時もまだまだ元気で目立った病気もありません。
親が元気なうちからもし亡くなったらという仮定の話はとても持ち出しづらいし、持ち出したらそれを呼んでしまいそうな気もするし、まだまだ先のことと後回しにしてしまいたくなります。
それでも今回本を読ませていただいて改めて気づかされたのは、介護は出産と違ってある日突然やってくるかもしれないということです。
出産の場合、こどもをおなかに宿してから生まれ出るまで準備や考える時間を約10ヶ月も与えてもらえますが、介護は突然始まることもある。
もしいざ自分がこれから介護をしなくてはいけないという現実を突きつけられたら、やっぱりうろたえるだろうな、と思ったんですよね。
これまで自分が頼ってばかりだった親が子どもである自分のを助けを借りなくては立って歩けないほど老いてしまった現実に、少なからずショックを受けてしまうのではないかと。。
介護について気持ちだけでも知っておいたほうがいい
もしいきなり介護という難題を目の前に突きつけられたとして、その衝撃を少しでも和らげてくれるものがあるとしたら、頼れる情報です。
特に介護について何も知らないことが原因で40代、50代で就職氷河期をくぐりぬけてこれまでせっかく積み上げてきたキャリアもろとも失うこと選択をしてしまったら、取り返しがつかない可能性が高いです。
介護についてタイミングよく適切な情報にアクセスできるかどうかがこれから介護とともにある生活がいいものになるか、後悔ばかりにさいなまれるのかの分かれ道になるような気がしました。
ひとりで何もかも抱え込んで勢いで行動を起こしてしまう前に、余裕のあるときから介護について少しでも知っておいてほしいです。
介護をすること、親の世話をすることは決して他人事と思ってほしくない
これから人口の多い団塊の世代に介護が必要になる人は確実に増えてきます。
40代、50代のこれから働きざかりの団塊ジュニアが介護のために仕事の現場を離れるという場面に、介護にまだ縁の少ない20代、30代だって遭遇することも増えてくるでしょう。
親の面倒をみることはフルタイムの仕事についていない妻やきょうだいにやっておいてもらえばいいという時代はもう終わっています。
いつのまにかもう日本という国は社会全体で高齢者を支えていかなくてはいけない時期にきているのです。
特にわたしと同世代の親がいる人たちにはぜひ親が元気なうちから介護について知っておくことがこれからの心の余裕にもつながることを実感してほしいです。
筆者プロフィール
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会社員、副業でライター。得意ジャンルはグルメ、節約、旅、プロ野球、手帳・ノート。
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